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2022年春までに住宅を新築する人の注意点

最近の注文住宅の受注状況をみて、2022年2~3月に住宅を完成したいとお考えの方に注意点をお話しします。

その前にご理解いただくために、日本の住注文宅の仕組みをお話ししておきます。

新築工事を請け負ったハウスメーカー・工務店は、工事の進捗に従って基礎屋さん ⇒ 大工さん ⇒ 電気・ガス・水道などの設備屋さん ⇒ クロスなどの内装屋さん ⇒ 最終のクリーニング屋さんと、下請けさんを順序良く配置して工事を進めます。

そのため下請けさんを確保する枠取りを早くから計画的に行っています。

また現場で作業する職人さんは、慢性的な人手不足と高齢化で集めるのに相当苦労しているのが現実です。(外国人作業員を使っている会社も増えています)

そのような中、日本の新築住宅は完成が年度末の2~3月に集中するのが特徴で、そうなるとこの時期に合わせて多くの下請けさんを確保することが必要になります。

季節によって増減が激しい工事件数なので、下請けさんを正社員として年中雇用しておくのは経費がかかり、結果として必要なときだけお願いする下請けさんとして提携しているわけです。

以上を理解していただいたところで、今年の9月30日までの請負契約について(売買契約は11月30日)、住宅ローン控除やすまい給付金などの優遇措置が延長されたことで、現在の注文住宅の受注は比較的好調です。

昨年の今頃はコロナの影響で、住宅展示場などの営業が一瞬停止したこともあって、その分先送りしたお客様が出てきていることも影響していると思います。

すでにハウスメーカー・工務店の一部には、これ以上の工事は能力を超えてしまうとして受注を停止している会社もあります。それほど好調です。

これは何を意味するか?

これは今後住宅を新築される方、特に2022年2~3月完成を目指す方の工事は、非常にタイトになるということを意味します。

タイトということは、表現が乱暴ですが突貫工事になったり雑な工事になる可能性が高くなるということです。

例年でもこの時期の工事は雑になっているところ、相当な工事の集中が考えられる来年の春は、より気を付けなければいけないということです。

弊社住宅相談センターは、建築中の現場のチェック(ホームインスペクション)をしていますが、この時期の工事は例年でも結構な指摘を出して補修してもらっていますので心配する訳です。

できるなら2~3月の完成を避けた方が良いと思いますが、新入学・就職などの関係でどうしても2~3月に完成しなければならないという方は、工事中の第三者チェック入れることをお勧めします。

ホムインスペクションの詳しい内容は、住宅相談センターホームページ ⇒ 相談メニュー ⇒ ホームインスペクションでご覧ください。

https://housing-consultation-center.com/fee/