住宅購入・新築に際して住宅ローンを選ぶ必要がある方には、弊社住宅相談センターでそのお手伝いをするとともにベストなローンを選ぶようにしています。

一般的に住宅ローン選びをする場合、まず事前審査を申し込むことが多いと思われます。本審査には多くの提出書類が必要で、また時間がかかることから、最低限の書類と日数で審査を行うことを事前審査と言います。（事前審査制度がない金融機関もあります）

事前審査に通れば、ほとんどの場合、本審査も通ると考えてよいと思います。（否認されることも稀にあります）

今回はこの事前審査について、日頃いただいているご質問にお答えしたいと思います。

Ｑ１　事前審査は１つの金融機関しか申し込めないのでしょうか？

Ａ１　いくつ申し込んでも結構ですが、それだけ手間と時間がかかることをご了承ください。
また個人信用情報に金融機関や保証会社の閲覧履歴が残るので、あまり多く申し込むと無用な詮索をされることがあります。弊社ではベストと思われる金融機関１～２行程度にしています。

Ｑ２　事前審査が通ったら、その金融機関で借りないといけないのでしょうか？

Ａ２　事前審査が通ったからと言って、必ずその金融機関で借入しなければならないということはありません。ただ借りる意向もない金融機関に申し込むことは、互いに時間の無駄になることをご理解ください。

Ｑ３　必ず重要事項説明書や契約書に書かれた金融機関で借入しなければならないのでしょうか？

Ａ３　重要事項説明書や売買契約書・工事請負契約書には、買主が利用を予定している住宅ローンの内容を記載することになっています。万一その融資が否認された場合は、売買契約が白紙解除となる条件が付けられています。

仮に記載された金融機関以外の融資を利用するのであれば、それ自体は問題ありませんが、記載された金融機関には申し込みをしないで、他の金融機関で融資否認となった場合は、契約は白紙解除ではなく違約となり違約金が発生しますのでご注意ください。

Ｑ４　最終的に利用する金融機関は、いつまでに決めればよいでしょうか？

Ａ４　いつまでかは契約内容によることもありますので一概には言えませんが、売買であれば不動産の引き渡しのときに融資金が実行され、請負契約であれば着工前に決まっていれば結構です。ただし審査申し込みから融資金の実行まで、最短でも２週間程度はかかると思いますし、一般的には４週間程度かかるとみておいた方が良いでしょう。

Ｑ５　金融機関と本契約（金銭消費貸借契約）を交わしたら、それ以降キャンセルできませんか？

Ａ５　融資金の実行前ならキャンセルできますし、違約金も発生しません。これについては「キャンセルできません。」と間違った説明をする不動産業者・建築業者がいますのでご注意ください。

以上のようなご質問をいただきますが、これらをクリアした中でベストなローンを選ぶことが必要になります。住宅相談センターではそのお手伝いをしています。