内装材の仕様打ち合わせで特に注意したい点

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内装材の仕様打ち合わせで特に注意したい点

ここまでインテリアコーディネーターとの付き合い方について書いてきましたが、コーディネーターを使わないで施主自身(建築会社の営業マンや建築士と決めることも含めて)が中心になって内装材を決めていくときの注意点についてお話しします。

1.内装材は見本帳で選ぶのと、実際に完成して見るのでは印象がまったく違ってきます。完成すると一般に色は薄く見えますし、凹凸もほとんどわからなくなります。

大変濃い色のクロスを選んだつもりでも、出来上がると意外に濃くない。凹凸のある素材はつるつるに見えることになります。

濃い色を希望する場合は、思いっきり濃いものを選び、凹凸があって陰影を楽しもうと思ったら、相当な凹凸があるものを選ばないといけません。

この辺りは実際にショールームで大判の見本を見て確認されることをお勧めします。

2.見切りを確認する。

内装材を選ぶとき「壁はこの品番のクロスでお願いします。」とオーダーしますが、そのクロスはどこからどこまで貼るのでしょうか?例えば床から天井まですべて貼るのか、それとも床と壁の取り合い部分に巾木を貼るので、巾木の上から天井まで貼るのか?

リブング床のフローリングはキッチンまで貼るのか?キッチン回りは水が跳ねるのでシート材にするのか?その場合、フローリングとシート材の境目はどうするのか?

すべての内装材には、どこかに境界線がある訳ですから、その部分をどう処理するのか確認しておく必要があります。一般的には見切り材を用います。この点でき上がると大変気になる箇所です。

3.注文したものを覚えておく

内装材選びでは「私はこんなクロスを頼んでいない。」などと、言った言わないトラブルが問題になります。

施工業者側に問題があることもありますが、発注者である施主に問題があることもあります。

せっかくの家づくりでトラブルは楽しくありません。発注した部材を確認できるように確認書を作っておきましょう。

4.内装材メーカーと価格交渉

直接内装材メーカーのショールームに行って見ることは問題ありませんが、ときどき価格の交渉をする施主さんがいるようです。

メーカーは施主さんとは価格の話は一切しません。あくまで定価で話して、あとは仕入れる工務店・ハウスメーカーとの交渉になります。

これは浴室やキッチンなどの住設も同じです。この点はご理解ください。

5.施主支給

内装材に限らず、部材を施主自身が調達することがあります。(知人が床材会社に勤めているなど。施主支給と言います。)

これは部材を安く仕入れるなどのメリットがありますが、できるなら避けていただきたいと思います。

その部材が現場に納品された後の管理責任は誰が負うのか?

その部材と建築会社が調達した部材の工事範囲はどこで、そのつなぎ目でトラブルがあったときはどちらの責任になるのか?

建築会社が慣れない部材を使わなければならないので、施工精度が落ちる可能性がある。(特に外国製品)

などなどいろいろ問題があります。