昨日はJAあいち中央様の「マイホームくらぶ」会員様限定セミナーの講師を務めてきました。
『コロナ禍における住宅の考え方』という大変難しいテーマでお話ししましたが、熱心に聴いていただき質問もたくさんいただきました。主催者からは「きょうは質問が多かったね。」と言われる程でした。
終了後主催者の責任者の方にあいさつをしたところ、「御社住宅相談センターと吉田さんのことは、会社設立当時から注目していましたよ。」とのこと。
日本の住宅は工務店・ハウスメーカー・建築士などの専門家と一般の施主さんの間の溝が深すぎる。説明してもらっても、専門用語が多くて一般の施主さんにはわからないことが多いし、施主さんの意見も専門家に届かない。
その結果、本当にそれで良いのかと思うような家が建ってしまうことに問題があると考えていた。
そんなときに住宅相談センターのような、専門家と施主の間に立って「翻訳」してくれる会社ができたということで注目していたんですよ。
できることなら自分でそういう役割を担える会社を作りたいと思ったのですが、どう考えても企業として継続するにはハードルが高すぎるという結論になりできなかった。
それを今までされているとは本当に素晴らしいことです。本日の講師としてベストの方に来ていただきありがたいです。
身に余るお言葉をいただきました。この方はJAの職員でありながら、住宅に造詣が深く、関連する資格も保有されているそうで、まさに住宅購入・新築で最も問題となる点を鋭く指摘されました。
その問題点を解消するのが弊社住宅相談センターの仕事で、こうした方に理解していただけたのは幸せです。
「翻訳」とおっしゃっていましたが、私は住宅相談センターの役割は「通訳」だと思っています。
工務店・ハウスメーカー・建築士などの専門家と一般の施主さんの間にある情報の格差=情報の非対称性といいますが、これを埋めることでより良い住宅を取得していただくこと、これが弊社の使命です。
確かにご指摘の通り、経営としてはなかなか難しいところもありますが、これを理解していただけるお客様・取引先・関連業者様などの支援によって何とか成り立っています。
特に今回のセミナーでは、現在弊社をご利用いただいているお客様で間取りの設計の最中のお客様から、間取りを拝借して画面で紹介させていただきましたが、「自分の間取りが他の方の参考になるのなら、どうぞ紹介してください。」とみなさんにご快諾いただきました。本当にお客様に恵まれていると感謝しているところです。
こんな日もあるのだなと気分を良くして、日ごろの業務を続けていきたいと思った次第です。