新築住宅の意外なトラブル・かび菌

住宅のこと相談して安心・安全・スムーズ

名古屋エリア随一の住宅相談専門の事務所
100%相談者のための家づくりをサポート

ご相談・お問合せ

【TEL受付】10:00~18:00 水曜休

  1. トップページ
  2. オフィシャルブログ
  3. 新築住宅の意外なトラブル・かび菌

新築住宅の意外なトラブル・かび菌

住宅で発生するかび菌には無数の種類があって、中には人体に悪い影響を与える菌もいるという程度のことは知っていました。

先日かび菌除去の仕事をしている人とお会いする機会があったのですが、仕事の対象となる住宅は、既存(中古)住宅ではなくて、多くが新築後すぐの新しい住宅だそうです。意外でした。

その方によると、最近の住宅は断熱性を重視するため、住宅全体が密閉されており、その中でかび菌が発生すると住宅全体に行き渡ってしまいやすく、場合によっては健康を害するなど大事になるというのです。

例えば基礎断熱を採用し、床下にエアコンを設置して、床下から2階まで空気を循環させるタイプの住宅では、床下で発生したかび菌が室内全体に散らばることになるそうです。

このような事象は新築後すぐに表れるそうで、大手ハウスメーカーから地元工務店まで多くの建築会社から除菌の依頼があるというのです。

私も3000棟以上の住宅を診てきたと思いますが、そのような事例に遭遇したことがなかったので驚いた次第です。弊社のお客様でもそのような方があったかもしれませんが、弊社に連絡することなく収まっていたのかも知れません。

床下で漏水し、その結果床下の木材の含水率が上昇するケースは何度か見ましたが、このケースでもちゃんと湿気を除かないと、いずれかび菌が繁殖することになるとのこと。

既存(中古)住宅の場合、新築時に問題がなければ、あるいは気づかなければ、徐々にかび菌が繁殖するので、咳が出るなどの明らかな症状がなければ、住んでいる人は気づかないことが多いそうです。

今後弊社に住宅の診断を依頼される方には、必要に応じてかび菌検査をご紹介したいと思います。