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家づくりで間取りを考えるときの注意点

昨日は『家族で考える快適な間取り空間』というテーマで、今から住宅を新築しようとお考えの方向けにセミナーを担当してきました。

「決して自分で間取り図を描かないこと」とか、「土地の建築制限を理解したうえで検討すること」などをお話ししましたが、一番強調したのは「畳数・坪数で考えないようにしましょう。」ということです。

住宅展示場を見学するときに「この部屋は何畳ですか?」と質問される方が多いのですが、これはあまり意味がありません。

なぜなら「畳」という単位は、ハウスメーカーによって寸法が違います。そもそも畳の大きさは、京間・中京間・江戸間・団地サイズなどがあり、最も広い京間と最も狭い団地サイズでは約20%も面積が違います。

これを同じ6畳で各ハウスメーカーを比較するのならわかりやすいのですが、A社は6畳、B工務店は8畳で比較してもすぐには広いか狭いかはわかりません。

見慣れてくれば、A社の6畳はB工務店の6畳より狭いということがわかってきますが。

それより「1階の北側に洋室を作りたいけど、その部屋ではこんなことをしたいので、それに合った広さにして欲しい。」というように、どのような暮らし方をしたいかを明確に伝えていただいた方が良い間取りができると思います。

ただどうしても人間は日頃使い慣れている「単位」を持ち出して考えてしまうので、思ったような間取りができないのです。

間取りづくりは何畳とか何坪ではなく、「こんなことができる部屋」とか「こんな暮らし方ができる配置」と言っていただいた方が、建築士さんも設計しやすいと思います。

このようなお話をしたのですが、セミナー終了後の質問コーナーで「大人一人と子供3人のためのパーソナル空間を作るには、何畳の広さが必要でしょうか?」という質問が出たのには驚きました。

自分のセミナー講師能力が、まだまだだということを知らされました。反省。