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老後の住宅は賃貸か、持ち家か、マンションか

昨日、シニアの方からの相談で、老後の住まいをどの形態にするかシミュレーションしたという話を書きました。

賃貸の場合の内訳を詳しく教えてほしいという問い合わせをいただきましたので書いてみます。

賃貸住宅の場合、UR都市機構の賃貸マンションで名古屋市内の70㎡程度の物件を検索したところ、月額14万円程度出せば苦労なく探すことができることがわかりました。

また高齢者向けの介護付き施設はピンからキリまでありますが、夫婦2名で月額35万円の部屋としました。この施設に85歳から100歳まで入所したとします。

家賃は、実際に具体的なUR物件や高齢者施設を特定してシミュレーションしています。

またいずれの場合も、食事代や被服費・通信費などの生活費は別に計上していますので、家賃の計算には含みません。

65歳から入居するURの家賃14万円×12カ月×20年=3,360万円。高齢者施設家賃35万円×12カ月×15年=6,300万円。合計9,660万円。

これを貯蓄と公的年金・私的年金、自宅売却代金で賄えるかという課題になります。

幸いなことに今回のご相談者は問題なしということになりましたので、賃貸暮らしも選択肢に入ることになりました。

こんなに払うなら購入した方が良いのではという意見も出ると思いますが、賃貸ならいつでも転居できるし、施設に移ることもできます。

購入してしまうと移動が難しく、また残された不動産の相続についても頭を悩ませる必要があります。

余裕をもって家賃を払うことができれば、賃貸も選択肢になって良いと考えます。あとはご相談者のご判断になります。