昨日鉄骨造の住宅は、新築後25年以上経過しても柱や梁の精度(たわみや傾きなど)が少なく、この点に関して言えば木造より優れていると書きました。
逆に鉄骨の弱点は何でしょうか?というお問い合わせをいただきましたので書いてみます。
・そもそも鉄は熱伝導率が高いので、断熱性能に関する限り、まったく木造に及びません。
・増築について、構造と比較して制限が大きい。(構造計算などをして工事内容に問題がないか確認する必要があります)
・経年による風合いの変化が楽しみにくい。(木のように年とともに色合いが変化し、それを味わいとして楽しむことができません。木造ならリビングの天井などに梁を表しにして楽しむこともできますが、鉄骨はできない訳ではありませんが無愛想です。)
・火災に弱い。
・固定資産税が高い。
こんなところでしょうか?
いずれにしても木造・鉄骨造、それぞれ特徴があるので、ご自身の要望に合うかどうかでご判断ください。