住宅の防犯性能について真剣に考えてみましょう

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住宅の防犯性能について真剣に考えてみましょう

家づくりではいろいろなことに注意を払ってプランニングします。その中に是非防犯性能も加えていただきたいと思います。

弊社住宅相談センターでは、できる限り住宅の防犯性能についてアドバイスしたいと考えていますが、家づくりでの優先順位が低いのは残念です。

確かにご自身あるいはご自身の身の回りで泥棒被害に遭ったという方は少ないかもしれません。

しかしご当地愛知県は2019年まで12年連続して侵入盗被害の認知件数でワースト1を記録していました。昨年ようやく汚名返上をし5位となりましたが、被害総額では依然として1位です。

侵入盗とは空き巣(留守宅の被害)・居空き(入浴中や食事中の被害)・忍び込み(就寝中の被害)の3つの合計です。

せっかくの新居です。こうした被害に遭わないように、住宅も設計の段階から考えておきましょう。

ポイントは以下のとおりです。
1.開口部のガラスをCPガラスにする
CPマークは、侵入するのに5分以上かかることを条件として与えられるものです。現在考えられる窓ガラスでは最も防犯性が高いと言えます。

一般のガラスに防犯フィルムを貼って対応しようとお考えの方も多いようですが、これは防犯性には一定の効果があると考えられますが、ガラスとフィルムの伸縮性が異なることから、ガラスが割れる可能性があるのでお勧めしません。

CPガラスは通常のガラスより高価になります。予算の問題がある場合は、1階だけでもCPガラスにされることをお勧めします。

2.防犯カメラやセンサーライト等の設置
ないよりはあった方が良いと思います。イミテーションのカメラは泥棒のプロには見破られてしまいます。

3.建物周辺に砂利を敷く
これはシンプルですが、意外に効果があると聞きます。通常の砂利ではなく、音が出やすい防犯用の砂利も販売されているようです。

4.インターフォンは道路に近いところに設置
最近はインターフォンを玄関トドア付近のみに設置される方が増えているようですが、これですと敷地奥深くまで泥棒を招くことになります。

是非外溝工事で道路寄りに門袖を造り、ポストや表札とともにインターフォンを設置されることをお勧めします。

5.はしごや電柱など昇降可能なものの近くに建物を寄せない。

6.タイマーを利用して、夕暮れになると室内灯が点灯するようにする
人がいる可能性があることを知らせるためです。私のお客様の中には、音楽が鳴り出すように設定されていた方もいらっしゃいました。

7.ご近所さん同士挨拶をすること。
見知らぬ人にも挨拶をすると、防犯意識が高い地域とみなされて侵入機会が減ります。

以上考えられることを挙げてみましたが、最近はそれを超えて侵入する新手の泥棒も出てきています。

バールで玄関ドアをこじ開けて侵入されると対策がありません。玄関もCP玄関にするしかないでしょう。ただし製品が少なくデザインを選ぶほどないようです。