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引き続き雨漏れ防止の話を詳しく

昨日に続いて雨漏れ防止の話を書きます。
何度も書きますが、ある統計によると住宅に関するトラブルの85%は雨漏れですので、雨漏れ防止を徹底することはトラブル防止に直結します。

住宅の雨漏れを防止するために必要なことは3つあります。

1.雨漏れにならないような設計をする

屋根と外壁の立ち上がりの距離が短いとか、バルコニーの清掃ができない間取りになっているとか、屋上が広いのに水勾配が十分ないとか、軒の出が短いとか、そもそも設計段階で雨漏れを防止する対策をしていない場合は、いくらあとの2点に注意したとしても、完全に防ぐことはできないと考えられます。

2.きちんとした施工をする

設計上の問題をクリアしたとしても、工事が決められた方法でされなければ、雨漏れが発生する確率は高くなります。

防水シートの張り方を間違えている。バルコニー手摺りと外壁の取り合い部分の防水テープが不十分。防水シートに穴が開いている。

このような例は現場検査をしていると多数見られます。水は針穴ほどの隙間からでも侵入してきます。1mm程度の穴が開いていても雨漏れ事故になるのです。

大変大きな住宅という建築物のうち、そのような細かな箇所までチェックしておく必要がありますが、現場には監理建築士が来ることはほとんどないので、現場監督と職人の力量に任せっきりというのが実情です。

3.定期的にメンテナンスする

雨漏れに対してメンテナンスフリーの住宅はありません。適正にメンテナンスしなければ、劣化して、その部分から水が侵入してきます。

中古(既存)住宅診断をしていると、多くの場合、雨漏れが相当程度になるまで気づかないケースが見受けられますが、気づいたときには大事になる訳で、できることなら早め早めのメンテナンスを心掛けて、未然に防止するようにしていただきたいと思います。