最近の間取りの特徴

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最近の間取りの特徴

ここ数回は間取りづくりについて書いています。

今回は最近の間取りの特徴について書いてみたいと思います。参考になさってください。

1.和室なし

すでに分譲マンションでは顕著でしたが、戸建て住宅についても和室(畳の部屋)はほとんど見られなくなってきました。

そのこと自体に問題はありませんが、それによって「きちんとした和室」を造ることができる職人さんがいなくなることは大変重要な問題です。

2.トイレや浴室に窓がない

賃貸マンションにお住いの方にとっては、何の不思議もないことですが、戸建て住宅の設計でトイレ・浴室に窓がないケースが増えています。物理的にできないのではなく、窓が必須だと考えない方が増えているようです。

最近は換気設備や照明器具も充実してきたので、自然換気がなくても問題ないとお考えなのでしょうか?本当に増えています。

3.シュークローゼットを造る人が増えている

玄関に入ると、従来なら三和土(たたき)があって、上り框(あがりかまち)の手前で靴を脱いで下駄箱に入れ、ホールに上がることが一般的でしたが、最近は三和土を延長して土間とし、その先にウォークインクローゼットを設ける方が増えています。

傘やコート、ゴルフバックなどの収納を兼ねたシュークローゼットとして利用されると思いますが、ときどき導線的に使いづらい現場に出会います。

間取りを造ったら、一度外から帰って、土間を進み、靴を脱いで・・・と導線を確かめてください。毎日のことなので「よっこらしょ」という導線にならないようにご注意を。

4.洗濯物の干し場

従来洗濯物は屋上やバルコニーなど外部に干していましたが、最近は共働きのご夫婦も増えたことから、雨が降っても、また防犯上大丈夫なように干し場を室内に設ける方が増えています。

多くは2階の南面になりますが、その分居室の南面が狭くなります。そのあたりを考慮して検討してください。

5.軒なし開口部

これは間取りではなく外部のデザインになりますが、開口部(窓)に軒がない住宅が増えています 。

外から観ると外壁と窓のラインに凹凸がなく、すっきりとした直線になるので、軒を出さないようにしているようです。

しかし日本の風土を考えるのであれば、開口部には軒や庇(ひさし)をつけることをお勧めします。軒なしは防水上よろしくありません。本体の劣化に直結します。