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間取りづくりの基本・ゾーニング

昨日「間取りづくりを始める前にゾーニングをしましょう。」と書いたところ、もう少し詳しく説明してほしいと連絡がありましたので書いてみます。

ゾーニングとは、まさにゾーンで間取りを考えることです。まず間取りを大きく分けるとプライベートゾーンとパブリックゾーンがあります。

プライベートゾーンは家族だけで利用する空間で、パブリックゾーンは他人も利用する可能性がある空間です。

ただしこの考えは今は古いかもしれません。昔の住宅を違って、最近の住宅はゲストが来ることがほとんどなくなってしまっているので、パブリックゾーンという考え方は不要なのかもしれません。

玄関に入っていきなりリビングという間取りも増えているので、せいぜい玄関がプライベートゾーンになる程度でしょうか?

それならそれで結構です。プライベートゾーンだけでゾーン割をしましょう。

家族が集うゾーン、主人のゾーン、妻のゾーン、子のゾーン、両親のゾーンなど細切れに考える方もいるでしょうし、うちは家族がまとまって生活するので、夫のゾ-ンとか子のゾーンなどと分けないという方もいるでしょう。それで結構です。

とくかく必要なゾーンがど位置にどの程度の広さで必要になるのか、それぞれのゾーンを丸印で配置してみます。丸の大きさが広さを表します。位置関係と広さが重要です。

このとき注意が必要なのが玄関位置です。玄関位置は間取り作成の重要なポイントで、これを移動すると根本的にやり直しになってしまいます。

その後に浴室や洗面所・トイレなどの水回りを落とします。

このように位置関係と大まかな広さだけで構成されるのがゾーニングです。

この段階では、ぜひお住まいになる方全員の同意を得ておきたいものです。

その後、実際に建築士さんに依頼して階段を配置し、設備や部屋を実際の寸法で入れてもらいます。この段階で技術的・法的にできない間取りも出てきます。

そうなったら専門家の意見を聞いたり、家族で調整して可能なプランを考え直します。

間取りづくりは大変楽しいので、いきなり間取り図から入ったり、プラン集を参考にされる方が多いと思いますが、その前にゾーニングをしてみることをお勧めします。

造るのはプラン集の家ではなく、ご自身の家ですから。