後悔しない・失敗しない間取りづくりとは?

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後悔しない・失敗しない間取りづくりとは?

「後悔しない・失敗しない間取りづくりのポイントを教えてください。」というご相談をいただきました。大変難しい質問です。

間取りで失敗するということは、仮に失敗したとして、後で直すことができないような失敗だということです。直すことができれば問題ないはずです。直せないということは、予算的に直せない・物理的に直せないの2つがあると思います。

いずれにしても「直すことができない間取りを造らないこと」を心掛けることがポイントになります。

そのためには、
1.間取りづくりに入る前に、家族でどのような暮らし方をするか話し合っておくこと。

どのような間取りにするかではなく、どのような暮らし方をするかです。「家族が集まってワイワイできる生活」とか「家族それぞれが自分の部屋で過ごすことができる生活」とか、そんなところから始めます。

得てして、どんな間取にするかに興味が行ってしまいますが、それを何とか避けて「どのような暮らしをするか」に焦点を絞ってください。それが原則になります。

2.ゾーニングをする。
意見がまとまったら、いきなり間取りを造り始めるのではなく、おおまかにどの位置にどの部屋・設備を配置するかを決めます。これをゾーニングと言います。

間取を造ってから変更するのは、物理的にできないことも多いので難しくなります。それに対してゾーニングの段階で変更するのは簡単です。このゾーニングをしっかりすることをお勧めします。

この段階では建築基準法など専門的なことは考えないで、ご自身の希望でゾーニングください。

3.ゾーニングに基づいて間取りを形にする。

この段階からは、いよいよ建築士などのアドバイスを取り入れながら作図します。法的なチェックも入ってきますし、予算の制限もあるので、希望通りにならないことも出てきます。

4.出来上がった間取りで、図面上の生活をしてみる。
出来上がった図面上で、外から帰ったら、靴を脱いで、脱いだ靴をどこに仕舞って、服はどうして、どの部屋に行くか・・・・など仮想生活をしてみます。

それで問題が出たときは1や2に戻ります。この段階の間取り図は、当初考えたものと大きく違ってきていると思います。どちらを優先するか、考え直してみましょう。

さてここまでは通常の間取りづくりですが、もう少し大きく考えてみます。

・果たして長い将来まで、この間取りで家族全員が住むことができるか?
・仮に売却するとなった場合に市場で受け入れられる間取りか?

このような視点から見ると、余計悩んでしまいますね。

そんなときに参考になるのが、日本人の伝統的な間取りづくりです。

私が小さい頃、家は貧しくて6畳1間で遊んで、夕食時になるとちゃぶ台を出してきて食事を摂り、食事が終わるとちゃぶ台を片付けて、家族団らんの時間を過ごし、就寝時になるとそこに布団を敷いて、川の字になって寝るという生活でした。

1部屋をリビングにもダイニングにもベットルームにも使うという日本人の知恵。

このとおりの生活をしろというのではありません。これを参考にして間取を考えると、家族構成が変わったとしても対応できるような間取りができます。ご参考になさってください。

なお具体的な間取りづくりでよくある失敗例には、

・トイレのドアが玄関から見える位置にあるので、来客があるとトイレから出られない。

・居室と居室の間に収納などを挟まなかったので、隣の音が聞こえる。

・吹き抜けで1階から2階へ声が筒抜け。

などがあります。

また予算をオーバーしてしまうような広いプランになってしまって、縮小するのに四苦八苦ということもあります。

他にも建築上構造的に避けた方が良い間取りなどもありますので、ある程度プランができたら、弊社住宅相談センターにご相談ください。