昨日は家づくりをマラソン競技に例えて準備をしておくと良いでしょうという話を書きました。丁度それに関するご相談が入ったので書いてみます。
地元工務店で家を新築しており、間もなく完成・引き渡しという段階。
本来なら引き渡し前に「施主検査」を行って、施主さん自身の眼で建物を検査をします。そこで何か手直しがあれば、引き渡しまでに是正します。引き渡し時には、手直しがまったく残っていない状態で迎えるのが理想の手順です。
しかしこの工務店は施主検査をする気配がない。自社検査だけで引き渡そうとしているようですし、引き渡しまでの手順についても説明がないようです。
これでは本当に問題なく仕上がっているか確認する場がありません。百歩譲って、それで引き渡して入居後に問題が発見されたときは、速やかに手直ししてくれるでしょうか?
一般的に建築業者は、住宅を完成させ引き渡して代金を全額もらえば、それでひと段落と考え手直しには身が入りません。いつまで経っても直しに来ないというクレームは大変多いのです。
そうならないためにも施主検査を行って、問題点があれば是正してもらい、引き渡し時には何も宿題が残っていない状態にすることが望ましいと思います。
ただ、施主側もすでに引越しの手配をしており、現在住んでいるアパートの退去の申し込みもしていることもあり、引き渡しを予定通りに行うために、多少の手直し工事を残してしまうことがあります。
事情はわかりますが、手直し工事は残らないように余裕を持った引き渡し日の設定をしていただきたいと思います。
マラソン競技に例えると、最終のトラックに入って来てゴール間近、最後の一周というところです。
完成~施主検査~手直し工事~最終確認~引き渡し~引越し・入居というようにハードルを順に理解しておきましょう。特に手直し工事は、すぐに対応できる工事もあれば、材料を取り寄せる所からしなければならない工事もあり、相当日数かかることもあります。
家づくりの手順の最終段階です。ご注意ください。
