不動産を購入する際は、その不動産に関する重要な事項について「重要事項説明書」を提示して宅地建物取引士が、取引士証を提示して説明することになっています。
不動産は高額で、失敗したら売って、次の不動産に替えればよいというものではないので、買主に十分理解してもらった上で購入できるように説明するものです。
しかしこの説明内容は、まさに宅建士の資格試験に出るようなテーマがたくさん登場するもので、一般の人がすぐに理解できるものではありません。試験に合格した宅建士にとっては分かり切ったことですが、それでもときどき間違えて説明している宅建士を見かけます。
そのくらい難しい内容ということです。
このような専門用語満載の難しい説明を、いかにして一般の買主に理解していただくか?これが宅建士に課せられた任務だと思います。
しかし現実は宅建業法では「説明すれば」良いことになっており、買主が理解したかどうかまでは問われていません。
もちろん説明が終われば「何かご不明な点はありますか?」と聞かれるでしょうが、買主の気持ちは「ほとんどわからない。」というのが本音だと思います。
そこでできるだけ丁寧に説明をしようとすると、私の経験ではどうしても90分程度はかかりました。ときには120分ということもありましたが、それでも理解していただけたかどうか?
そんなことを思っているのですが、最近の説明は本当に短い。45分で終わるという、まさに「説明はしましたよ!」というケースも見受けられます。
このような状況ですから買主としては、事前にある程度読んでおいて、どうしてもわからないところを確認する程度の準備が必要になります。
重要事項説明書は、少なくとも一週間前には入手して、ご自身で一度読んでみましょう。
分からないことは遠慮なく業者さんに尋ねましょう。大切な不動産です。慎重に説明に臨んでいただきたいと思います・
