賃貸併用住宅のメリット③大家さんがいる賃貸住宅

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賃貸併用住宅のメリット③大家さんがいる賃貸住宅

ハウスメーカーの社員さん向け研修で賃貸併用住宅についてお話したので、このブログでも共有しておこうと思います。

賃貸併用住宅の多くは住宅として貸し出す部屋を付帯した住宅で、通常オーナーの住宅部分と同じ敷地内に賃貸部分があることになります。

最近の賃貸事業をされる大家さん・投資家さんは、賃貸物件を購入して、あとは管理会社にお任せ。自分は賃料が入って来るのを通帳で確認するだけという方が多いようです。

しかし賃貸事業はこれからの人口減少・世帯減少によって相当厳しくなることが予想されます。単に箱を用意して入金だけ確認していれば良いという訳にはいかなくなります。

大家さんはそれなりに事業として賃貸部分の運営に関わることが必要だと考えています。

したがって入居者をみかければ「おはようございます」とあいさつをし、どこか故障したというのなら、管理会社に頼るだけでなく、自分でできることをやるという姿勢が必要です。

そして入居者と良好な関係を築くことで、長く住んでいただき安定して家賃を払ってもらうという考え方をしておかないといけません。

賃貸併用住宅というと、どのハウスメーカーのパンフレットを見ても、「オーナー様と入居者様の導線が分かれた設計になっており、プライバシーが確保されています。」と書かれていますが、それは今後の賃貸住宅経営を考えるとマイナス要素になるのではないかと思います。

私は賃貸併用住宅は賃貸部分が住宅部分より狭いタイプで、逆の場合は住宅併用賃貸と言っているのすが、それは住宅に重点を置くのか、事業に重点を置くのかという視点で考えるからです。

仮に狭い賃貸部分であったとしても事業は事業。オーナー様はちゃんと事業として取り組んでいただかないといけません。安易に賃料が入れば良いと考えていると間違うことになります。

ちなみに高層の賃貸併用住宅をお建てになるオーナー様の中には、ご自分の住宅部分を最上階の角部屋に確保し、入居者が付き難い、賃料が取り難い1階部分を賃貸にされる方がいらっしゃいますが、これは住宅重視の考え方で、事業重視の考え方ではないと思います。

一概にどちらが良いとは言いませんが、高層階にするほど事業的規模なら賃料が高いところは賃貸にするべきではないかと思います。

もちろんそれで収支が合えば良いのですが、それで経営が厳しいとおっしゃる方が多いので、「それならご自分は1階に引っ越して、最上階を高く貸しますか?」と言いたくなるのです。