住宅展示場の利用方法⑨・設備仕様が使える範囲を聞く

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住宅展示場の利用方法⑨・設備仕様が使える範囲を聞く

住宅展示場で営業マンにまず確認することは「構造・工法」と「価格」だと書きました。今回はその2点の後に確認しておきたい点を挙げてみます。

大手ハウスメーカーの住宅は、建物本体の構造や工法の他にも、外壁材を替えることができないメーカーが多いと思います。

例えば積水ハウスの鉄骨造ならダインコンクリートやSHウォール、木造ならベルバーンなどの外壁材を使い、ヘーベルハウスならヘーベル板を使います。

これをガルバニウムにしてほしいとか、漆喰壁にしてほしいと言ってもできません。そういうことを希望される方は、工務店で家づくりをすることになります。

つまり部材によって選択肢が限られているのが大手ハウスメーカーだということです。

部材と言ましたが、ハウスメーカーが絶対に替えられないのは構造(柱や梁・土台など)・基礎・外壁・バルコニーあたりでしょうか。あと外部建具(サッシなど)もそうでしょう。一部内部建具(ドアなど)もそうだと思います。

これをもっと拡大していくと、キッチンや浴室・洗面所・トイレなど、いわゆる住設と言われる部材まで制限しているハウスメーカーもあります。

トーヨーキッチンを使いたいとか、タカラのホーローキッチンを使いたいと言っても使えないことがあります。

さすがにクロス(壁紙)や畳のへり・フローリング材まで制限するハウスメーカーはないと思いますが、メーカーによって使える部材に制限があるということを知っておいていただきたいのです。

その点、自社独自の部材を持っていない工務店は、部材メーカーが製造する部材を集めてきて建築するので、制限は大手ハウスメーカーと比較して緩やかです。

また部材メーカーが製造している一般的な部材ではなく、自分だけのオリジナルなものを使いたいとお考えの方になると、工務店でも対応できないこともあり、建築士(建築家)に相談しながら家づくりをすることになります。

このように大手ハウスメーカーとの家づくりは、使用する部材に一定の制限がある場合があるので、どの程度自由に選べるのか最初に確認しておく必要があります。

家づくりの佳境に入ったころで、「えっ?この部材使えないの?」とならないようにご注意ください。