先週はハウスメーカー・工務店から、住宅ローンが通らないが何とかなりませんかという相談が２件。両方ともお客様は誰もが知っている上場企業にお勤めの方です。

営業マンとしては、どうしてこんな大きな会社にお勤めの方が通らないんだ！ということでしょう。

内容を確認すると、おそらく個人信用情報に問題があるのが原因と考えられたので、お客様に情報を取り寄せていただくようにお願いしました。

最近公務員や一部上場企業にお勤めの方でも、住宅ローンの審査に通らないケースが増えています。

それはスマートホンの分割払いの延滞が原因であることが多く、総務省も注意換気しています。

現在スマホの端末は現金一括で購入するのではなく、分割支払いで毎月の通話料とともに引き落されます。

利用者としては端末代金を分割支払いをしている意識は薄く、通話料を毎月払っている認識の方が強いと思います。

ときどき預金口座の残高が不足して、引き落としが不調になることがありますが、その場合は通信会社から郵便で請求書（督促状）が届きます。

それを見て「ああ、落ちなかったんだ。」と知り、コンビニなどで支払うことで、ご自身はちゃんと払ったと思うのですが、これはもう立派な延滞になります。（通話料は信用情報の対象外です）

個人信用情報の履歴には、「所定の引き落とし日に支払いがなかった」という延滞マークが付きます。

これを知らないで住宅ローンを申し込み、否認となっても、何が原因かわからない。それならもう一行申し込んでみようとしても、また否認。

そこでハウスメーカー・工務店が弊社に相談するという流れです。

住宅ローンが通らなかったご本人は大変ショックを受けられますが、これは申し込み方を変えない限り通りません。

まずは個人信用情報を３社から取り寄せて、その結果を見て対策を考える。これしかありません。

それより何よりスマホの料金の引き落としには十分ご注意ください。

※この話は何度も書いていると思いますが、本当に相談が多いので、また書いてしまいました。