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自分で探した土地・地主さんと契約するときの注意点

本当に良い土地を探すにはどうしたら良いか?土地の探し方について9月2日~13日まで書いてきました。

その中で自分で空き地を当たってみるのも一つの手だと書きましたので、自分で探した土地を購入するときの注意点をあげておきます。

先週何度も土地を売買したことがあるという方からの相談がありました。

地主さんと知り合いになって、格安で土地を譲ってもらえることになり、気が変わらないうちにと手書きの契約書に署名捺印して現金で代金を払って引き渡しを受けました。手慣れたものです。

安かったので転売しようと弊社に売却に関する相談に来られたのですが、現地を見てビックリ。見る限り隣の住宅の軒が50センチほどこちらの敷地上に出ているように見えます。越境です。

測量をしたわけではなく、売主による境界線の明示も契約書に謳ってあるわけでもないので、越境について売主に責任追及することはできません。

仕方がないので買主の負担で測量を始めたところ、案の定隣地所有者は越境している部分も自分の土地だと主張してきました。

境界線でもめると多くの場合10年戦争になります。(現在は長期戦にならないように筆界特定という制度があるのですが、これもそう簡単に解決できるものでもありません)

結局のところ格安で入手した土地ですが、しばらくの間保有することになりました。(お金に困っている方ではありませんので、保有しても問題はないようです)

このようなケースは仲介業者を入れて取引すれば、売買契約書は何が起こっても良いように作成してあるのでそう問題となることはありません。

一般の方同士で契約することは危険です。

今回の買主さんは現金で全額支払うことができたので、速やかに取引できてしまったため、問題に気づかないまま引き渡しを迎えてしまったようです。

多くのみなさんは住宅ローンを利用して土地を購入されると思いますので、その場合は金融機関から仲介業者が作成した重要事項説明書や売買契約書を提出するように言われますので、余程問題はないと思います。

ご自分で探した土地であっても、必ず仲介業者を入れて契約を結ぶようにしてください。もちろんなにがしかの手数料は必要になります。