土地探しについて書いています。今回は私が言っているのではなく、不動産業者から聞いた話です。

「最近のお客様は、土地情報を紹介しても何も返事がないので困っている。」と言うのです。

土地を紹介する不動産業者は、お客様の土地に対するすべての要望を理解したうえで探しているわけではありません。お客様から土地探しの依頼があったとき、最初に聞くのは場所・予算・広さともう一つくらいでしょうか。

その少ない情報で土地を探して紹介するので、最初からピッタリ合った土地が出て来る可能性は低いと思います。見当違いの土地情報を出してくるかも知れません。

しかし、出された情報に対して「この土地は道路が北側にあるので買いません。」とか「隣りが工場なので音や臭気が気になります。」などと返事をしてあげれば、「ああ、この人は南側道路の土地を探しているのか。」とか「閑静な住宅地の土地でないと難しいのか。」とわかるのです。次回からはそれに合った土地を紹介してくれると思います。

ところがもらった情報に返事をしないと、いつまで経っても業者に詳しい要望が伝わらず、代わり映えのしない情報ばかり送ってくることになります。

もらった土地情報には必ず何らかの返事をすること。買わないなら、なぜ買わないのか。その点を伝えることで、次からはより良い情報を送ってくれると思います。

最近はメールでのやり取りが一般的になってきたので、返事をしないことに抵抗感がなくなっているようですが、土地探しについてはそれは逆効果しかないと思います。

不動産業者をうまく使って、良い土地を出してもらうようにすること。これが大切です。