土地購入時の注意点・地中から大量のガラが出てきた

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土地購入時の注意点・地中から大量のガラが出てきた

今週は土地購入でトラブルになってしまった方からの相談が続きました。

毎度のことですが確認のため申し上げます。弊社住宅相談センターではトラブルの相談で、特に法律や契約書の内容が関わる相談には応じることができません。これらは非弁行為と言って、本来は弁護士さんしか応じられない相談だからです。

簡単な回答はお伝えしますが、それ以上は弁護士さんを紹介することになります。

弊社住宅相談センターは、そのようなトラブルにならないように事前にアドバイスする会社です。ご理解ください。

そこで相談内容ですが・・・

土地を購入したが、古家があったので売主側で解体してもらって、更地で引き渡してもらった。

その後住宅を新築しようと地盤改良工事を始めた段階で、地中から瓦や食器、石などのガラが大量に出てきた。建築業者から処分費として数十万円を請求されている。払わないといけないのかという内容です。

写真を見せていただいたところ、これは解体した古家のものではなく、それ以前からその土地に埋まっていたもののようです。おそらく売主さんも知らなかったと思います。

終戦直後の住宅なので、当時は基礎補強工事などしないで建てているはずです。地中深く掘ったことはないでしょうから、わからなかたっと思います。

このような事態は売買契約書の内容に従って解決することになると思いますが、引き渡しを受けたのが昨年末。契約書では「売主は瑕疵=(かし)隠れた欠陥(当日の民法による)があった場合、引き渡しから3カ月以内に発見された瑕疵について責任を負う」とされているようですので、すでに売主責任の期間は過ぎています。

相談者は売買契約書の内容を十分理解されていないようなので、あくまでおっしゃることだけで判断するとそうなります。

このようなケースは結構あります。土地の引き渡しを受けてから、新築する住宅の打ち合わせをし、さぁいよいよ着工という頃には、半年以上経過しているのが普通で、売主の瑕疵担保責任の期間を過ぎてしまうのは一般的だと思います。

今年民法が改正されたといっても、この部分はほぼ同じような条文で書かれていることが多いと思われます。

このケースを防止するためには、土地の引き渡しを受けたらすぐに、あるいは売主の了解を得て土地の引き渡し前に地盤調査を行って、できるだけ早く発見することしかありません。

ただ地盤調査で埋設物が必ず発見できるということもないので、掘削してみることも必要かも知れません。