あなたが新築している住宅を将来空き家にしないために

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あなたが新築している住宅を将来空き家にしないために

昨日は愛知県蒲郡市主催の『第2回空き家セミナー&個別相談会』にセミナー講師として呼んでいただきお話してきました。

折からの猛暑と新型コロナウイルス感染症拡大の中、定員一杯の熱心な方々にご来場いただきました。(もちろん感染症対策はバッチリ)

ほとんどはご年配の方でしたが、空き家問題は年配の方の問題ではありません。今住宅を新築している皆様、購入しようとしている皆様の問題でもあります。

冒頭市役所のご担当者から「蒲郡市の空き家の増加は高齢者・少子化が進んでいること」という発表がありました。

素晴らしい!多くの行政の担当者や学者先生は空き家が増加する原因を人口減少としています。これは間違いです。

かつて日本が人口増加していた時代でも、空き家数や空き家率は右肩上がりに上がっていました。この1点を持っても人口減少が空き家増加の直接の原因ではないことがわかります。

蒲郡市役所の方の認識は正しい!

空き家が増える原因は高齢化・少子化とともに進行する単身世帯化に原因があります。私はそのことをデータをご紹介しながらお話ししました。

もし空き家が増える原因が人口減少にあるのなら、このようなセミナーを開催しても無駄になります。中止してみなさん自宅に帰りましょう。そして子作りに励みましょう!というお話をしましたが、蒲郡の人にはイマイチ受けませんでした。(受ける自治体もあるのですが・・・)

冗談はさておき、これだけ住宅が余ってくると、今住宅を建てている方、これから購入される方の住宅も将来空き家になる確率は相当に高いと思います。

空き家になることを防ぐには、家を引き継ぐ人を決めておくこと。もっと言えば子供達がその家にずっと住み続けられるようにしておくこと。独立して家を出て行ってしまうと、単身世帯化に一歩近づくことになります。

単身世帯化した住宅の住人=高齢者が亡くなると、その住宅は空き家になります。

空き家になってしまった後は、どうするかというお話もしました。

住宅が余っている以上、余程のことがない限り、その空き家を購入したり借りたりする人はいません。

そんな中でも何とか売りたい貸したいというのでしたら、空き家を普段から手入れして良好な状態にしておくこと。これが最低限必要なことです。

最後に弊社住宅相談センターで、この2年間で利活用・売却のお手伝いをした空き家の写真を見ていただきながら、維持管理の重要性をお話ししました。