豪雨被害は南九州だけでなく、私の実家がある岐阜県八百津町でも被害が出ました。八百津は豪雨や洪水というより暴風の被害が大きく、数十棟の建物に屋根が飛ぶなどの被害が出ました。八百津町が全国ニュースのトップで扱われるのは、こんなときくらいでしょう。
私の実家は築50年の鉄筋コンクリート造ですが、ついに雨漏れしたようです。ろくにメンテナンスをしていなかったので仕方がないことです。
弊社にはこの一週間で4件の雨漏れ相談がありました。そのうち八百津から実家を含めて2件。
雨漏れに対する措置はどのようにするのが良いでしょうか?先日雨漏れ補修をいつもお願いしている工務店の担当者から聞いた話。
ビルの所有者から雨漏れ補修の依頼があって現地へ行ったところ、ビルの入居者がかんかんになって怒っている。初対面の自分に言われても・・・
しかし雨漏れ相談ではよくあることだそうです。なぜなら建物所有者は直接被害に遭ったわけではないので他人事。
ビルを建築した会社は、ちょっと見ただけでおそらくここから漏ってきたのだと判断して補修して帰るけど、それはほとんどの場合応急処置に過ぎないので、その後また漏ってくる。
そんなことを何回か繰り返しているうちに入居者はだんだん怒りがこみ上げてきて、専門業者が行ったときには怒りの頂点に達しているという具合だそうです。
こうならないように雨漏れを発見したら、一発で根本原因を特定できる力量がある業者に依頼することが重要です。建築業者はすべて雨漏れ補修のプロだと思わないでください。
弊社がいつも依頼している業者は、必ず水掛け試験を実施し、怪しい箇所に水を掛け、屋根裏や壁内を伝ってくる水を高性能赤外線サーモグラフィでキャッチして侵入経路を特定します。これならほとんどの場合一回で雨漏れが止まります。
このような作業を省いて目視と勘だけで補修するから、何度も雨漏れが繰り返されるるのです。
ということで、雨漏れの補修は手間と費用を惜しまないで、一回で補修できる力量がある業者に依頼することが重要です。