不動産業者が作る住宅購入シミュレーションの注意点

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不動産業者が作る住宅購入シミュレーションの注意点

昨日はFPが作る住宅購入後の家計のシミュレーションに抜けている点について書きました。

実は本日朝一番に相談があったお客様のシミュレーションも、住宅のメンテナンス費用やリフォーム費用が抜けていました。(不動産会社が紹介したFPが作成したものです)

ハウスメーカーや不動産会社、住宅展示場で紹介されるFPは、自社の社員ではなく提携している保険会社の営業マンであることがほとんどで、住宅についてはそれほど詳しくないのはやむを得ません。

さて抜けている点はご理解いただいたとして、そのほかに業者が提携するFPが提出する住宅購入後の家計のシミュレーションでは、以下の点について注意が必要です。

1.サラリーマンの給与が65歳退職まで上昇するものとしてシミュレーションされている。現実は50歳を超えると、特定の職種以外は給与は増えないことが一般的になっています。

ただし逆に今までは60歳定年退職した後に継続雇用される場合、給与は3分の1とか半分に減っていました。それが65歳まで現役時代と同じ給与になる企業が増えています。

2.住宅ローンは変動金利型でシミュレーションしています。
金利が最も低いので変動金利型0.5%程度でシミュレーションしたくなるのはわかりますが、変動金利が永遠に続くというシミュレーションは理解できません。私の場合は変動金利・長期固定金利両方を出すようにしています。

3.支出項目がないシミュレーションがあります。

家計が支出する項目には多くの項目があり、できる限り正確にシミュレーションしたいところですが、生活費に含めて勘定している項目が多く見られます。旅行費用・冠婚葬祭費・お子様の習い事代などが含まれていないことがあります。

住宅購入は人生最高額の買い物になります。できる限り正確なシミュレーションをして総予算を確認してから始めていただきたいと思います。