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不動産売買契約についている物件状況報告書も重要!

特に既存(中古)住宅の不動産売買契約書についている書類で、付帯設備表は大変重要なので、契約日前の早い段階で取り寄せて内容を読んでおきましょうというは話を書いてきました。本日は物件状況報告書についてご案内します。

物件状況報告書は付帯設備表と同様売買契約書についている書類で、通常契約日当日に仲介業者さんから提示される書類です。

この報告書には、雨漏れがあるかないか・給排水設備には問題ないか・シロアリを発見していないか・近隣に建物の建築計画がないか・過去に火災や水害に遭っていないか・殺人事件などはなかったか・・・など売主さんにヒアリングした結果が書かれています。

新築住宅・マンションの販売なら、売主業者がいろいろ調査してパンフレットなどに書いて公開しますが、既存住宅では1件1件すべてを調査することはできません。実際に住んでいたり所有している売主さんに聞かないとわからないことが多いので、仲介業者自身の調査とは別にこのような報告書をつけています。

したがって買主にとっては実際の住み心地や使用に影響する情報が書かれているので、ある意味契約書より重要な書類と言えますが、これが買主さんの目に触れるのは、契約日当日に重要事項説明書の説明を受け、売買契約書を読み合わせた後に付帯設備表とともに出されます。

場合によっては、その場で仲介業者が売主さんにヒアリングして書き込んでいることもあります。

先日も弊社のお客様で報告書の中に「前面道路を走る車による振動がある」と書かれているのを発見。契約日当日にそんなことを言われても、と困ったという事例があります。

売主さんや仲介業者にすれば「実際に部屋を見たわけだし、周辺の環境も見たよね。いまごろ振動のことを言われてもね。」ということでしょう。

しかし売主さんはそれでも良いのですが、仲介業者は大抵の場合「この物件には2番手の人がいまして、もうすぐ購入申し込みを入れそうですから、急いで検討してください。」などとせかせるので、一般の人は振動などの細かなところまでチェックできずに契約日当日を迎えることが多いのです。

これでは振動があるかどうかなど調べられるはずがありません。それに内覧するのは多くの場合、土日祝日で車の通りが少ない時間帯しか見ていないのです。

このようなことにならないように、購入を決めたらなるべく早く物件状況報告書を取り寄せて確認しておくことが必要です。

少なくとも弊社住宅相談センターに不動産購入アドバイスを依頼された方については、そのようにしていただいてチェックさせていただいています。