やはり重要・不動産売買契約書の付帯設備表

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やはり重要・不動産売買契約書の付帯設備表

既存(中古)住宅の売買契約時の注意点で「付帯物表」のことを書いてきましたが、先週やはりこの件で問題が発生しました。

既存住宅を購入することを決めたAさんは、さっそく売買契約の日取りを決めました。

弊社に住宅購入のアドバイス業務(住宅購入あんしんパック)を依頼されているお客様ですので、当然のことながら事前に契約書類を取り寄せていただきました。

大手仲介業者は、書類は契約日当日しか出せないと言いましたが、難しい書類を当日見せられても、一般の方には理解できません。遅くとも2日前までには手元に届くように依頼しました。

そこで送られてきた書類をチェックしたところ・・・間違いだらけ。大手仲介業者の書類でこれだけ間違いがあるのは久しぶりです。

それは直してもらえばよいのですが、一点困ったことが・・・

売買契約書に付属して出される「付帯設備表」に「トイレと浴室の蛇口などに水漏れがある」と売主様の申告が書かれていました。

現地を案内されたときは営業マンは何も言っていなかったのですが・・・付帯設備表にそのように書かれているので初めて知った事実です。

さらにこの大手仲介業者は、売主様から売却の依頼を受けたときに、自社で建物の点検をおこなっており、その報告書にはちゃんとその部分に「要補修」と書かれていたのです。

つまり営業担当者はそれを告げないで営業していたことになります。

ここまでこのブログで2回付帯設備について書いてきましたので、詳しくはそちらを読んでいただくとして、これは買う側からすると気持ちの良いものではありません。

契約2日前だから発見できましたが、当日ならどうなっていたでしょう?

売主様が前にいらっしゃるのに「これは聞いていない!補修してほしい!」とは言い出せないと思います。

このように不動産売買契約に付属する付帯設備表は、実際に購入して住もうとしている人にとっては、契約書そのものより重要な問題が書かれていることがあるのです。

契約に臨まれる方は、必ず事前に契約書類一式を取り寄せて、確認してから契約されることをお勧めします。