【家づくりの相談事例49】離婚と不動産と住宅ローン

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【家づくりの相談事例49】離婚と不動産と住宅ローン

弊社住宅相談センターに寄せられた相談をご紹介しています。

近年増えている相談に離婚にともなう不動産と住宅ローンについての相談があります。住宅を購入するときの相談も大変ですが、離婚が絡む不動産の相談は大変を通り越して解決不能の案件もあります。

まず離婚することは否定しません。事情があるのでしょうからやむを得ません。

しかし離婚と同時に不動産の名義や住宅ローンについても整理してほしいと思います。不動産の名義や住宅ローンの権利関係は日頃目に見えないので、離婚に及んでも気づかないことが多いのです。

例えば自宅の名義が夫婦共有になっている場合。家を出ていく側の名義はどうするのでしょうか?住宅ローンを使っていなければ、当面支障がないのでそのまま出ていく人もありますが、名義は手続きしなければ登記上永遠に残ります。将来自宅を売る場合、出て行った人の協力なしでは何もできません。

住宅ローンもご主人が借り入れた住宅ローンを残しても何ら問題はないとお考えの人もいますが、仮に奥様がそのローンの連帯保証人になっていたらどうでしょう?

奥様が家を出て別の人と幸せに暮らしていたとしても、連帯保証人の地位はそのまま残ったままです。十年後に前夫の滞納が始まったので、連帯保証人の奥様払ってくださいと忘れたころに督促が来ます。

また多いのが夫が引き続きそのローンを払うという約束で、妻が妻の住宅ローンを残したまま家を出るのですが、そのうち前夫が返済に行き詰まって滞納。奥様の住宅ローンの返済も滞るので奥様にも当然返済義務が生じ、場合によっては自己破産のおそれが出てきます。

ということで離婚にともなう不動産名義の整理や住宅ローンの整理は、金額が金額だけに簡単にはいきません。また専門家を入れないで協議離婚する人は、権利関係のことまで取り決めないで離婚してしまうので解決不能となります。

今から離婚を検討されている方は、まず離婚問題に詳しい弁護士に相談したうえで、住宅ローンについては一度弊社にお声がけいただきたいと思います。

失礼ながら離婚問題に詳しい弁護士と言っても、住宅ローンに精通しているとは限らないのです。