住宅新築・工事見積書の一式表示はどこまで許される?

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住宅新築・工事見積書の一式表示はどこまで許される?

注文で住宅を新築する場合、建築業者から見積書をとるのですが、この見積書には決められた書式はありません。その業者が日ごろ使っている書式で提出されます。

そうなると細かく出してくれる業者とざっくり出す業者で、相当な差が出ることになります。

多くの業者でいまだに「一式」いくらという見積もりが見られます。「木工事一式いくら」と書かれても、どのような柱を何本使っているのかわかりません。

丁寧な業者は「ヒノキ 一等 6寸角 1本 28000円 4本で112000円」などと出す業者もいます。

ごまかしが利かないという点では、このような丁寧な見積もりの方が安心です。

しかし私がハウスメーカーにいた頃、お客様にわかりやすいように一式表示は止めて、丁寧な見積書にしようということで書式を替えたことがあるのですが、そうしたら・・・

窓の見積もり・・・サッシ枠いくら+ガラスいくら+かまちいくら+クレセントいくら+網戸いくらと出てきてしまい、サッシのパーツが分解されたところまで見積もる計算ソフトができてしまったことがあります。

ここまで細かいと出している私もさっぱりわからないのです。

見積書は詳しければ良いという訳ではありません。一般の施主さんにわかりやすい形式で出す。これが重要です。

一式見積もりで困るのは、例えば「洋室① 壁紙一式10万円」と言われても、一般の方にはどのグレードの壁紙で見積もっているのかわかりません。

ここは単価900円×面積112㎡=10万円とすれば、900円のグレードの壁紙で見積もっているとわかります。

少なくとも単価がわかる形式で出してほしいと思います。

ということで弊社住宅相談センターでは、見積書のチエックも行っていますが、図面と対照して数を拾うことまではしません。項目を見ておかしな点がないかをアドバイスしています。