不動産を購入するときに値引き交渉はどれだけできるでしょうか?という質問を多くいただきます。
この答えは「交渉してみないとわかりません。」です。
現地を案内してもらって買うか買わないか迷っている段階で、いくら値引きできますか?と尋ねても、おそらく余程の確証がなければ営業担当者は何も言わないと思います。
逆に「いくらなら買います!」と言えば、「それなら売主さんと交渉してみましょう。そのためには買付申込書(申込書)を書いてください。」というように進んでいくと思います。
申込書には購入希望価格や住宅ローンの利用の有無・引き渡しの希望時期などを記入するので、そこに値引きした後の購入希望価格を記入して意思表示をするわけです。
ただこれはあくまで買主の希望なので、すべては売主との交渉で決まります。一切値引きしないという売主さんもいれば、20%引きでも良いという売主さんもいます。これは売主の事情によるもので、結論は何とも申し上げられません。
なお買主としては値引きして購入できればラッキーだと思いますが、価格はあくまで相場を前提として決まるもので、当初の売出価格が相場であったり低ければ、値引きはしなくてもよい訳ですので、やみくもに値引きを期待するのはいけません。
あくまで相場からして高いという判断があれば、値引きを要求するという形でしょうか。
いずれにしても売主が了承しなければ契約は成立しないので、いくら値引きできるかは売主次第ということになります。
なお申込書に書いた価格で売主の了承が得られたら、その段階では間違いなく契約していただきたいと思います。
契約しなくても何ら違反ではありませんが、道義上の責任はあると思います。