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続・自宅売却で気を付けたい売り出し価格の設定

一昨日11日に続いて不動産を売り出す場合に気を付けたい点をご紹介しています。

売り出してはみたものの、なかなか買い手が現れないということもあります。通常不動産業者に売却を依頼する媒介契約の有効期限は3カ月とされていますが、その期間内に成約できなければ、契約は更新することになります。

この更新に合わせて不動産業者から値下げの提案が出ることが多いと思います。

この場合売主としては当然今までの売り出し価格が頭にあるので、その価格から大幅に下げることを避けたいと思うでしょう。

しかし3か月間売り出している間に、不動産市場は当然変化しているはずですから、正しくは再度その時点の査定価格を出してもらうのがよいでしょう。

しかし多くの売主さんは、今までの売り出し価格から少し値下げした程度で再販することを希望されます。例えば4880万円で売れなかった場合は、4800万円で再挑戦と考えますが、一般的にはこの程度の値下げは値下げと受け止められません。最低でも4780万円にしないと買い手に伝わらないでしょう。

このように小出しに値下げするケースは、私の経験上長期間売れなくなるケースが多いと思います。

売れなかったので少し下げる、さらに3カ月後にまた下げる、このような下げ方を、私は後追い値下げと言っています。これは特に不動産市場全体が値下げ傾向にあるときには顕著に見られます。

最初に思い切って下げていれば4750万円で売れていたかも知れないのに、結局4600万円で成約したということが多いのです。

ということで売れないときの価格設定は、
1.再度査定をしてみること
2.そうでなければ思い切った価格で改定すること
これをお勧めします。

ちなみに私は3億8000万円で長く売れなかったビルを、5億円に値上げしたとたん売れたという不思議な体験があります。このときは不動産市場は値上げに転じていたときでした。あくまで例外です。