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住宅取得資金計画で忘れがちな費用

弊社住宅相談センターではお客様から住宅取得の相談があった場合、まず資金計画をしっかり立てることから始めます。

そのために住宅をいくらの予算で取得すると、その後の家計はこうなるというシミュレーションを作成して総予算を決めます。世の中シミュレーション通りに行くことはありませんが、何もしないでえいやっで予算を決めるより安心だと思います。

このシミュレーションのことをキャッシュフロー表(CF表)と言って、FPがよく使う手法です。

お客様の中にはお付き合いがあるFPさんに作ってもらったCF表を持参されて「この予算で問題ないでしょうか?」と相談される方も増えてきました。素晴らしいことです。

しかしCF表を作っているのが保険営業のFPさんであることが多く、住宅の専門的な項目が入力されていないことが多いので、こちらで補正させていただいています。

その第1は住宅のメンテナンス費用です。

戸建て住宅の場合、自分で将来のメンテナンス費用を積み立てておき、おおむね10年ごとにメンテナンスする必要があります。もちろん構造・工法・使用部材によってメンテナンス箇所や期間が異なりますが、まったくメンテナンスフリーという住宅は世の中に存在しません。(それを謳っているメーカーもありますが、まだ20年以上経過している実績はありません)

構造・工法・使用部材がわかれば、それに合わせたメンテナンス費用をざっくり入力することができますが、大抵の場合これから住宅を検討する方ばかりですから、まずは一般的な数値を入れます。

その数値は1月1万円程度、10年で120万円程度で良いと思います。(できれば1.5万円)

これはあくまでメンテナンスの費用であって、好みのリフォーム工事費用は含まれません。この部分はお客様の希望にもよりますが、15年毎に100~200万円と言ったところでしょうか?

マンションを購入される方は修繕積立金を強制的に積み立てるので、その額を入力します。

しかしただ単に入力するのではなく、多くの場合修繕積立金は値上がりしていきます。マンションによりますが、CF表に入力するときにはざっくり10年ごとに倍々になると思っておいた方が良いでしょう。

月額5000円でスタートした新築マンションは、11年目から1万円、20年目から2万円になるという感じです。この数値が新築時のままになっているCF表がほとんどです。

CF表はあくまで予想値ですが、明らかにわかっている数値を見落とすと何のために作成しているかわからなくなります。メンテナンス費用は結構大きな金額になるので、ぜひより正確に入力されることをお勧めします。