住宅の完成検査・どこまで手直しを求めるか?

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住宅の完成検査・どこまで手直しを求めるか?

昨日は、自動車産業や航空産業に従事する人は、日頃の仕事がミリ単位ミクロン単位でされているので、住宅の仕上がりにもそれと同等のレベルを期待するため、業者は対応できないという話を書きました。

現場でよくあるのは・・・

フローリングに傷がついている場合、補修で直そうとすると新品に交換しろ言われる。

クロスの下地に穴があったので、表面に凹みができてしまった。張り替えたところ下地に傷がついたではないかと下地の交換も要求された。

これらは中部圏では日常茶飯事です。施主の言い分としては「自分が日頃造っている車は、完全に新品なものでないと納車できないのに、なぜ住宅はこんなにアバウトなんだ!」ということのようです。

そこで昨日ご紹介したハウスメーカーの営業マンの一言「お客様、住宅は時速100Kmで走りませんから。」になるのです。

傷や凹みがある家をよしとする訳ではありませんが、手直しして住むために支障がないレベルになるのなら、その程度が完成の一般的なレベルではないでしょうか?

これをすべて張り替えろ、下地も交換しろというのは、住宅の持つ本来の意味を取り違えることになります。

弊社住宅相談センターは施主様の完成検査に立ち会って、第三者的な建物検査をしていますが、傷や凹みよりもっと重要な個所に問題がある住宅の方が多いのが現実です。

そちらをほっておいて傷や凹みを必要以上に直せというのは、やはり住宅の意味を誤解されているとしか思えませんがいかがでしょうか?