【家づくりの相談事例41】固定金利期間選択型住宅ローンは大丈夫?

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【家づくりの相談事例41】固定金利期間選択型住宅ローンは大丈夫?

先日弊社住宅相談センターに寄せられた相談事例をご紹介します。

建売住宅の購入を検討されている方から、売主業者が勧める住宅ローン3年固定金利期間選択型はどうなのかというご相談です。

勧めている金融機関のホームページを見ると・・・
3年固定金利型の金利は0.48%、ただしネットで申し込むと0.38%になります。売主業者は、この0.38%は変動金利型より低いという理由で勧めているようです。

固定金利期間選択型住宅ローンを選ぶ時の一番の注意点は、当初の固定金利期間が終了した後の金利がどうなるかということです。

この金融機関では3年固定の現在の基準金利が2.94%で、そこからサービスする引下金利が2.45%、結果として0.49%(ネット申し込みは引下金利が2.55%になります)。

しかし3年が終了した後の引下金利は1.85%に縮小されるようです。仮に3年終了時点の基準金利が現在と変わらない2.94%であったとしたら、引下金利は1.85%なので1.09%に上がることになります。これでは現在の変動金利を大きく上回ってしまいます。

このように固定金利期間終了後の引下幅が少なくなるタイプを当初金利引下型と言います。

それに対して引下幅が完済まで同じで変わらないタイプを全期間引下型と言います。

見かけは当初引下型の金利が低いので、ほとんどの方はこちらを選んでいますが、最終的には全期間引下型の方が有利になるケースが多いと思います。(個別の診断が必要です)

売主業者は終了後の金利についてまでは説明していないので間違って理解してしまうのです。ご注意を。