今まで弊社住宅相談センターに寄せられた家づくりに関する相談事例をご紹介しています。
60歳以上の高齢者でも利用でき、毎月返済が比較的楽な住宅ローン=リバースモーゲージ(昨日このブログで仕組みの概要を書いています)は、認知度が低いのでそれほど普及していませんが、利用された方の満足度は高いようです。
リバースモゲージを扱っている金融機関は数十社ありますが、それぞれ商品設計が違っているので利用にあたっては比較検討することが必要です。
今回は特に利用にあたって必要になる諸費用について説明します。
1.事務手数料
定額でいくら(数万円~10万円程度が多い)という金融機関と、融資額の何%(2.2%など)という定率方式の金融機関があります。
2.保証料・団体信用生命保険料
この2つは一般の住宅ローンと違ってリバースモーゲージの性質上不要でかかりません。
3.契約印紙代
金融機関と結ぶ金銭消費貸借契約書に貼付する印紙で借入額によって決まっています。例えば500万円を借りる場合は1万円です。
4.抵当権設定費用
金融機関が対象となる不動産に抵当権を設定する登記に関する費用です。登録免許税と司法書士報酬が主なものです。こちらも借入額によって異なります。
主な費用は以上ですが、すべて合計しても数万円から十数万円といったところでしょうか。(借入額によって異なります)
ただし商品によっては、遺言信託報酬(33万円)や毎年の担保管理料(1万数千円)などの費用が必要になる商品があるので注意が必要です。
いずれにしても一般の住宅ローンと同様、比較検討する必要があります。