【家づくりの相談事例3】退職後に残る住宅ローン

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【家づくりの相談事例3】退職後に残る住宅ローン

今まで弊社住宅相談センターに寄せられた家づくりに関する相談例をご紹介しています。

前回は最近シニア層の家づくり・住み替えの相談が増えていると書きましたが、それとともに退職後に残っている住宅ローンの返済に関する相談も増えています。

60歳退職、65歳退職、いずれにしても住宅ローンの返済が、退職後長い方で18年残っているという相談もありました。

ひと昔前なら退職金で一括完済したところですが、近年は優良企業でも想定した退職金が出なかったとか、倒産したのでまったく出なかったというご相談もあります。安定勤務先である公務員でもピーク時の半額程度になっている自治体もあります。

仮にそれなりの額が出たとして完済できたとしても、近々老後の生活資金が不足することになります。

この種のご相談に対する解決策は、
1.売却してスケールダウンした家に住み替える(賃貸住宅に住み替えることは、家賃を払い続けなければならなくなるので、選択肢にはなりません)
2.リバースモーゲージでローンを借り換える
3.自己破産する
4.何とか今の家計でやり繰りする
などが考えられますが、1・2は自宅にそれなりの価値があることが前提です。

先日のご相談の場合は、自宅の現在の市場価値より住宅ローン残高の方が大きいため売却が困難でした。

この種の相談で弊社ができることは限られています。したがってシニア層に限らず、今後住宅取得を検討される方は、必ず取得後の家計のシミュレーションを確認して借入額を決定してほしいと思います。

この話は何度も書いていますが、おそらくシミュレーションをしないで取得されている方が90%以上だと思います。残念な現実です。