【家づくりのトラブル事例16】家財保険は必要か?

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【家づくりのトラブル事例16】家財保険は必要か?

今まで弊社住宅相談センターに寄せられた家づくりに関するトラブル事例をアトランダムに紹介しています。

住宅を購入する際には一般的に火災保険に加入します。また地震による被害が心配な場合は地震保険にも加入します。これらの保険について誤解が多く、実際に被災した場合に、当初考えていた金額が補償されないとか保険が出なかったというトラブルも多いようです。

以下に保険に関する勘違いを挙げてみます。

1.火災保険で家の再建ができると思っていた。
火災保険の保険金は、住宅ローンが残っている間はその返済に充てられるので、家の再建費用はほとんど残りません。ローンの残高が少なくなれば、再建費用に回すことができます。

2.地震によって発生した火災については、火災保険金は支払われないの?
地震が原因で発生した火災は地震保険でしか対応できません。

3.(住宅ローンはなかったので)火災保険金で家の再建はできたけど、家財までは購入することができなかった。

家電・家具・衣料品など生活に欠かせない品物は火災保険・地震保険の対象ではありません。これらの品物は家財保険を掛けていないと補償されません。

したがって目一杯保険を利用する人は、建物の火災保険+家財の火災保険+建物の地震保険+家財の地震保険に入ることになります。すべて入ると結構な保険料になります。

なお家財保険は一般的に自分がどれほど家財を保有しているのかわからないため、家族数・年齢による概算額が保険会社から提示されるので、その金額を保険金額にすることが多いと思います。

保険会社は簡易計算表によって、例えば夫婦2人と子供2人で世帯主の年齢が40歳前後なら1310万円の保険金額を勧めます。また住宅の延床面積の簡易計算表なら99~132㎡未満までの住宅なら1400万円となります。この金額を見た人は、というよりほとんどの方が「うちはそんなに多くの家財はないよ。」とおっしゃいます。

しかし実際に被災された方に伺うと、一気にすべての家財を揃えようとしたら結構な金額が必要になったそうです。保険会社が出している金額はまったく見当違いの額ではありませんので、十分説明を聞いたうえで適切な額で加入するようにしましょう。

ちなみに大規模災害に被災した場合、迅速に保険金が支払われて助かったと言われるのが家財保険でした。他の保険は被災状態の査定が必要になるので、保険金が支払われるまで時間がかかるようです。