【家づくりのトラブル11】防犯性能

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【家づくりのトラブル11】防犯性能

今まで弊社住宅相談センターに寄せられた家づくりのトラブル事例についてアトランダムに書いています。

弊社住宅相談センターがある愛知県は、侵入盗(どろぼう)被害の認知件数が12年連続全国ワースト1を続けてきました。しかし13年ぶりに昨年ワースト1を返上。県警のみなさんの努力の賜物と感謝したいと思います。

何しろ人口が多い東京都や神奈川県より、また面積が広い九州7県より件数が多いのですから、まさに泥棒天国と言えます。

しかし家づくりをする際に防犯性能についてこだわる方は少ないようです。弊社住宅相談センターでは防犯性能にも配慮した家づくりのアドバイスをしていますので、今日はよくある誤解についていくつかご紹介したいと思います。

1.窓ガラスに防犯フィルムを貼れば効果がある。

これは効果がないとは言いませんが、他に問題があります。ガラスは日射等で多少なりとも膨張・縮小しますが、防犯フィルムの膨張率・縮小率とガラスのそれは異なるために、あるとき突然ガラスが割れることがあります。おやめになった方が良いと思います。

防犯フィルムより、コストがかかっても最初から防犯ガラス(CPガラス)にされることをお勧めします。

2.小さなサッシからは侵入してこない。

これは実際に体験してみるとわかりますが、人間は肩幅程度の穴があれば浸入することができます。トイレや洗面所などの小さな窓からは入って来ないというのは誤りです。

3.面格子があるから侵入できない。

これもやってみるとわかりますが、面格子はバール1本あれば簡単に破壊することができます。面格子はほぼ頼りにならないと思ってください。

4.防犯カメラがあるから大丈夫。

防犯カメラはないよりあった方が良いと思いますが、その程度です。実際窃盗団が防犯カメラに向かってピースサインをしながらどろぼう作業をした県警の映像も見たことがあります。

他にもいろいろな誤解がありますし、最近のどろぼうは小細工しないでバールでドアを壊して堂々と玄関から入ってくるようになっています。

どうぞせっかくの家づくりですから、防犯にも配慮して検討していただきたいと思います。