家づくりに関して弊社住宅相談センターに相談があった事例をご紹介しています。
家づくりだけでなくマンションや建売住宅の購入でもあり得ることですが、業者側から「サービスで照明器具を付けますよ。」などという無料サービスの提案が出ることがあります。これをサービス工事と言います。
購入者側・施主側にはありがたい話ですが、業者側には追加原価になります。
このような約束をした営業マンや現場監督が退職したらどうなるでしょうか?サービス工事の申請が社内で共有されていれば、後任者が来ても問題なく引き継がれると思いますが、個人的あるいは一部の組織(例えば課単位)しか知らなかった場合、「会社としてそのような約束をしていません。担当者が勝手に言ったことです。」となります。
ここで言った言わないの争いになります。これはサービス工事に限らず、家づくりのどのような過程でも、どのような会話からでも発生することで、せっかくの家づくりが楽しくなくなってしまいます。
これを防止するには、お打ち合わせノートに明記しておくことが一番ですし、ノートがなければ、すべての商談・打ち合わせを録音することになり、あまり気持ちの良いものではありません。
ここは業者側がお打ち合わせノートを用意することでトラブル防止ができるはずです。
お打ち合わせノートは、弊社で使っているタイプですと複写式になっており、重要な取り決めを書いたうえ、日付・時間・場所を入れて担当者とお客様がサインし、1枚をお客様に渡しもう1枚を業者が保管します。
こうしておけば言った言わないのトラブルは激減するはずですが、トラブルになったケースではほとんど利用していません。
住宅は大変高価なものです。このような高価なものを取引するにもかかわらず、お打ち合わせノートを利用しない業者がいたとしたら、その業者は信用できないと思っていただいて結構です。