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【12】新築マンション購入時の注意点・提携ローン

新築マンション購入時の注意点を書いています。本日は「提携ローン」です。

新築マンションの販売には、購入者が利用しやすいように分譲主側が提携ローンを用意していることがほとんどです。

提携ローンは、予め分譲主と金融機関が提携して購入者に特別な貸し出し条件を提供するローンです。

提携ローンには・・・
1.金融機関による分譲主や分譲物件の審査が事前に終わっているため、審査の結果が出るまで早い。

2.審査に必要な書類が少なくて済む。

3.有利な金利等の条件が用意されている。

4.分譲主の信用力によって担保提供がない(抵当権の設定がない)段階でも融資が実行される。

などのメリットがあります。

弊社住宅相談センターでは、お客様が利用する住宅ローンの診断をしていますが、確かに提携ローンは有利な条件になっていることが多いようです。

しかしすべての提携ローンが有利かというとそうでもなく、他の金融機関の方が良い商品だということもあります。ざっくりですが、全体の20%程度は他の金融機関の方が良いという印象です。

そのような場合、他の金融機関を利用しようとすると分譲主から拒否される場合があります。なぜなら審査に時間がかかる。審査にかかる書類が多い。分譲主の知らない所で手続きが進むので責任が持てないなどの理由によって拒否されるのです。

しかしどの金融機関を利用するかは購入者の自由に属することで、それを制限するのは独占禁止法に抵触する可能性があります。是非より有利なほかの金融機関を利用してほしいと思います。

まずは提携ローンで審査を通しておき、別に自分で探した金融機関にも申し込んで融資承認を取っておけば良いでしょう。マンションの完成・引き渡しまでは時間が十分あるので問題ないと思います。

ただし提携ローンのメリットの4番目「担保提供がない段階でも融資が実行される」という点については、提携外の金融機関は対応できません。おそらくこの点をもって他の金融機関の利用は不可としている分譲主が多いと考えられます。このあたりについてはしっかり説明を聞いていただきたいと思います。