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【11】新築マンション購入の注意点・まさかの隣人

新築マンションを購入する際の注意点を書いています。

新築マンションでは一斉に不特定多数の人に対して販売し、契約し、入居することになるので、どのような人が同じフロアに来るのか、隣人はどうかなどは住んでみるまでわかりません。

しかし住んだ以上この人たちと没交渉という訳にはいきませんし、最近では災害時に近所づきあいがあったことで最悪のケースにならなくて良かったということも言われています。なにがしかのお付き合いはしなければならないでしょう。

同じフロアや隣人・上下階にどのような人が来るのか、ある程度情報を入れておきたいものです。

しかし最近は個人情報の関係で分譲主側からそのような情報を提供することはありません。

そこで買主としては、こちらから尋ねることで分譲主から情報を引き出すしかありません。「私と同じ会社に勤務する人がこのフロアや上下階にいませんよね。万一いたならば契約しません。」と明言しておきます。

このやり取りは文章に残しておきましょう。

来年4月から民法が改正され、万一契約の目的に適合しないことがあった場合、買主側の是正要求の選択肢が増えることになっています。(3種類の追完請求のほか代金減額請求・損害賠償請求・契約解除請求ができるようになります)

「同じ会社に勤務する人がいないこと」という条件を明示したにもかかわらず、それに反する事実があった場合、契約の目的に適合しないということで何らかの請求ができると考えられます。(ただし契約解除ができるかどうかは別問題です)

私は過去何棟かの新築マンション販売に携わって来ましたが、直上階の部屋を買ったのが直属の部下だったとか、部下より安い部屋を購入した上司という事例がありました。共に「知っていたらどうして言ってくれなかったんだ!」と言われましたが、こちらからは絶対に言えません。

購入者はマンションが他人同士の共同生活であることを理解したうえで購入・入居されると思いますが、まさかの隣人に出会わないためにも、こちらから探りを入れておくことは必要だと思います。

また入居後は必ず両隣りと上下階には挨拶をしておきましょう。無用なトラブルを避けるために最低限やっておく必要があります。