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【9】新築マンション購入時の注意点・修繕積立金

前回【8】は、マンション購入時には大規模修繕のために積み立てる修繕積立金に注意してくださいと書きましたが、では適正な積立金の額はどれほどなら良いでしょうか?

残念ながら分譲マンションは、それぞれ個別性が高いので一律いくらなら妥当という金額はありません。

しかし参考になるのが国土交通省が発表した『マンションの修繕積立金に関するガイドライン』です。ここでは調査したマンションの延べ床面積や階数によって専有面積㎡当たりの積立金額が発表されています。それによると・・・

15階建て未満の場合
延べ床面積5000㎡未満 218円(単位は月額)
5000~10000㎡未満 202円
10000㎡以上 178円

20階建て以上 206円

以上のようになっています。このほか機械式駐車場の修理費の目安も発表されています。

しかしこれはあくまで現状の調査結果であって妥当な金額を示すものではありません。分譲マンションの3分の1が積立金不足になっていることを考えると、これでは少ないのかも知れません。

ただざっくり200円/㎡程度は必要になると考えておけば、長期修繕計画書を読むときの参考になると思います。おそらく分譲当初から200円の積立金額(70㎡の部屋なら14000円)を設定しているマンションはないと思いますので、いずれはどこかで値上げすることになると考えておいた方が良いでしょう。

値上げ分も想定した資金計画が必要になります。弊社住宅相談センターでは、この値上げ分も含めて将来の家計のシミュレーションを作成し、安心できる購入価格をはじき出しています。