新築マンションのモデルルームに行くときの注意点を書いています。
新築マンション販売の多くは「青田売り」で、検討する部屋が完成する前に実物を見ないで契約しなければなりません。そのために完成後に「こんなはずではなかった。」と思うことも少なからずあります。
そんなことにならないように、ギャップが生じないよう注意してモデルルームを見ることが必要です。
しかしモデルルームはあくまで部屋のモデルに過ぎません。分譲マンションには部屋(専有部分)の他に廊下やエントランス・管理人室・駐車場といった「共用部分」も含まれており、普段生活するには大変重要な役割を果たす部分になりますが、残念ながら共用部分のモデルルームはありません。
そこで販売側はパンフレットの他に映像や模型などを使ってできる限り具体的に説明しようとします。したがってこの辺りはしっかり見ておく必要があります。
また与えられる情報だけでは具体性に欠けるので、できるなら模型の中で仮想生活をしてみることをお勧めします。
朝起きて新聞を受け取って(最近は新聞を取らない人も多いようですが)、化粧をして着替えて、ごみを出す。資源ごみの回収もある。自転車に乗って、あるいは車に乗って、または徒歩で駅に向かう。
宅急便や郵便物が届いたらどうするか?何かわからないことがあったら管理人室へ行く・・・などなど普段の生活を想像して共用部分を架空で使ってみる。このようにするしか共用部分は理解できないと思います。
映像は美しく作られており感動するばかりですが、実施に完成したらどう使うのか?このような視点で共用部分を見ることは大切だと思います。