新築マンションの販売のためのモデルルームで注意したいことの3点目。
モデルルームではどうしても豪華なインテリアや家具、設備、間取りに目が行きがちですが、弊社住宅相談センターが同行した場合、そうしたところはほとんど注目しません。
どちらかと言うとモデルルームの片隅に注目し、そこにある資料をじっくりと拝見します。
そう設計図書です。
新築マンションの販売では必ず設計図書がどこで閲覧できるかが広告に表示することになっています。分譲会社の事務所にあるのかモデルルームにあるのか?最近はモデルルームに置いてあるケースがほとんどでしょう。
分厚い設計図書をじっくり拝見できる機会はほとんどありません。モデルルーム内覧のときに是非目を通しておきたいものです。
マンション購入後のトラブルにはいろいろなケースが考えられますが、特に大きな問題になるトラブルは設計図書でわかることが多く、その意味では設計図書を確認しておけば、回避できたと考えられるトラブルが多いということです。
しかし設計図書は一般の方では眺めることができても、読みこなすことはできません。そこで弊社が同行し設計図書を確認します。
ある程度の構造がわかれば、このマンションのグレードや入居後に予想される問題点もわかることがあります。
弊社に依頼されなくても結構です。是非モデルルームに行くときには知人の建築士さんに同行してもらって設計図書を見ていただくことをお勧めします。
※最近のモデルルームでは映像を駆使して建物の耐震性や安全性を見せることが増えており、圧巻の映像に感激してしまうのですが、それはあくまでセールスの一つです。やはり設計図書で確認することが必要かと思います。