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【2】新築マンション購入の注意点・モデルルームのオプション

新築マンションの販売は「青田売り」がほとんどで、完成前、工事中に販売が開始されます。(宅建業法上は建築確認済みが出れば販売を開始しても良いことになっています)したがって買い手は購入しようとする実際の部屋を見ないで契約することになります。

そこで販売側は買い手とのトラブルを避けるために、モデルルームを設けて内装・設備・仕様などを確認する場を用意します。

しかし一方でモデルルームは営業活動の場でもあります。単に実物相当の部屋を用意するだけでなく、より購入意欲を惹起するような仕掛けがところどころに施されています。

高級家具や最先端のインテリアを設置したり、テーブルセティングで生活感が溢れるようにします。さらに変更や追加工事が受注できるように標準仕様ではなくオプションの内装・設備・仕様にしてあります。

来場者はそのようなモデルルームを一目見て感激します。テンションが上がったところで申し込みの営業が始まる訳です。

しかしオプションはオプションです。追加変更の発注をしなければ、このモデルルームのようにはなりません。

これでおわかりいただけると思いますが、モデルルームは実物相当の部屋を確認する場ではありますが、販売側からすると営業の場でもあるのです。

オプションが多い部屋を見てテンションを上げ、契約に結びつけて、更に追加変更工事を受注する。

モデルルームではオプション品にはマークがしてありますので、それを理解して内覧していただきたいのですが、一度見てしまったオプション品はどうしても目に焼き付いてしまって欲しくなるのが人情です。

モデルルームはそのような場であることをご理解いただきたいいと思います。