既存(中古)住宅を売買する際に隠れた欠陥=瑕疵が発見された場合、保険金で補修できる保険について説明しています。
この保険が利用できるのは、弊社住宅相談センターのような検査事業者等による住宅の検査を実施して、適合判定が出た住宅に限ります。
その検査のポイントを昨日から書いています。
昨日の屋根・外壁・バルコニー等の外周部の次に重要なのは基礎の状態です。基礎に幅0.5㎜以上あるいは深さ20㎜以上のひび割れがないか?ある場合は補修する必要があります。
他にも鉄筋の露出や錆汁がないか?コンクリートの劣化がないか?
基礎部分はこのような点を検査します。
最近の基礎は本体の表面にモルタルを刷け引きしたりしているので、その分はひび割れていても大丈夫ですが、本体がひび割れていると不適合になります。
また基礎の裏側も床下に潜って検査するので、外周のように見えない所にも注意が必要です。
基礎の不適合はそれほど重大な瑕疵になることはありません。補修も比較的容易にできますので、補修後の再検査で適合となることもよくあります。
もちろん基礎の欠陥によって家が傾いていれば不適合で、このような場合は補修に多額の費用がかかります。
既存住宅を購入する際は、外観をしっかり見ていただき、こうした問題点がないかご確認ください。