住宅診断・ホームインスペクションの注意点⑦住宅は現場の工事が一番

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住宅診断・ホームインスペクションの注意点⑦住宅は現場の工事が一番

ここまで弊社住宅相談センターが住宅の工事現場を見てきて気になったことを書いてきました。

ここ数日は断熱材について書きましたが、誤解のないように書きます。

断熱材グラスウールやポリスチレンフォーム・発泡ウレタンについて書きましたが、これは部材の優劣について書いた訳ではありません。細かなことを言えば、それぞれの部材の熱伝導率がいくつかとか、防音性や耐火性はどうか、価格はどうかなど比較検討しなければならない項目はたくさんあります。

みなさんはそれらを検討して、ご自身の住宅に採用されれば結構です。

弊社住宅相談センターは、その新築中の現場を診断に伺いますが、断熱材の性能がどうかということを診断に行くわけではありません。採用された断熱材が適正に施工されているかを診断に行くのです。

ここまでグラスウールがどうかとかポリスチレンフォームがどうかとか書いてきましたが、これらの断熱材も適正に施工してあれば何ら問題はないはずです。私が文句を言うこともありません。

しかし残念ながらグラスウールやポリスチレンフォームが適正に施工されている現場は、発泡ウレタンと比較して圧倒的に少ないのが現実なのです。

結果として文句を言うことになるのですが、それはグラスウールやポリスチレンフォームの責任ではありません。

何をお伝えしたいかというと、断熱性能にこだわって部材を選ぶのは大変良いことですが、記載されている断熱性能を発揮するためには、現場が所定の施工状態になっているときだけだということです。

入居後に断熱性能を数値で計測している人は少数だと思うので、期待した性能が発揮されているかどうかは体感でしかわかりません。適正な工事ではないのに、入居したら「涼しいな。」とか「あったかいな。」と感じてしまうのが断熱性です。

そう考えると新築中の現場をチェックすることは、特に断熱材工事については必要だと申し上げたいのです。