住宅診断・ホームインスペクションの注意点④防湿シート

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住宅診断・ホームインスペクションの注意点④防湿シート

弊社住宅相談センターが新築中の住宅を診断していて気になったことを書いています。ここまで断熱材グラスウールの施工方法について書いてきました。

グラスウールをカットして使用する場合、防湿シートをカットしたまま貼ってしまいます。あるいは部材や機材でうっかりシートを破ってしまっても、そのままボードを貼るので見えなくなってしまいます。

これでは壁内部で結露が生じることになります。

グラスウールの施工には細心の注意が必要なのですが、破れたところを補修する手間賃などもらっていないし工期がないというのが現場の言い訳です。

それをさせないためにはどうしたら良いか?

グラスウールを施工した後に壁全体、天井全体を防湿シートで被うという方法があります。このような仕様にしている工務店はいくつかあります。

これなら隙間なく全体をシートで覆うのでグラスウールが多少出ていても、くるんでいる防湿シートが破れていても問題ありません。

もし断熱材グラウスールの施工に期待している方がいらっしゃったら、この方法をお勧めします。これは住宅の設計段階で話しておかないといけませんが、施主様が確認できるとすれば仕様書・仕上表という設計図書の断熱材のところに「グラスウール100㎜ 24K ○○社製+防湿シート」などと書いてあります。

これなら全面に防湿シートを貼ってくれるので、少しは安心です。

何度も繰り返しますが、断熱材グラスウールの施工が素晴らしいと言える現場はほとんどないことは事実です。十分注意が必要です。