前回も書きましたが、不動産業者といっても得意分野はさまざまです。賃貸アパートの紹介を主力としている。マンションの売買が専門。工場やショッピングセンターなど大規模な用地を専門としているなどなど。

みなさんが探されているのは「自宅を新築するにふさわしい土地」ですので、これらの業者を訪問しても効果は上がりません。一般的な住宅用地の売買を得意としており、かつその地域に強い業者を訪問する必要があります。

弊社住宅相談センターはそうした業者をご紹介する業務をおこなっていますので、業者探しに時間がかかりませんが、一般の方がそうした業者を探し出すのは難しいと思います。そこで前回お話したネットに掲載している業者を当たってみることから始められると良いでしょう。

さてそのようにして探した不動産業者を訪問する際の注意点をあげます。

１．アンケートの書き方

どの業者も希望条件を書くアンケート用紙を用意していますが、そこに書く条件はせいぜい４つにしてください。

私が３０数年前に東京でマンションを探したときは「３LDK」「駅から徒歩１０分以内」「３階より上の階」「南向き」「外観はタイル貼り」「管理人常駐」などと条件をたくさん書いたところ、営業マンから「そんなマンションはありませんよ。」と言われてしまいました。

一生懸命探してもらおうと思えば、せいぜい４つ位「予算」「エリア」「広さ」とあと一つ程度にしておく必要があります。

２．アンケートを書いても連絡は来ない

アンケートを書いたから待っていれば情報が来ると思ったら大間違い。そんなに簡単に土地情報が出る訳がありません。そこは担当者に忘れられないように、定期的に電話をしたり訪問して印象付けるようにしましょう。このフォローは重要です。

３．合わない担当者とは付き合わない

土地探しは縁探しのようなものです。結婚と同じですから、無理な相手と付き合っても良いことはありません。特に土地は高額な取引になります。無理な取引は必ずトラブルを引き起こします。合わないなと思ったら付き合わないようにしましょう。

次回は「土地探しのポイント⑥土地情報をもらったら」をお届けします。