前回はなぜインターネットでは良い土地情報が見つからないのかについてご説明しました。

ではネット情報はまったく役に立たないのでしょうか？

そんなことはありません。具体的な物件しという点から考えると役に立たないと思いますが、それ以外にネット情報を有効に利用する方法があります。

１．相場情報として見る
自分が探している地域の土地の価格はどの程度なのかを調べるにはネット情報は大変便利です。多数の情報が掲載されているので、その価格を見ているだけで十分その地域の相場がわかります。

ざっと調べてご自身の資金計画と照らし合わせてみましょう。

２．扱い不動産業者を知る
みなさんは「自宅を新築するための土地」を探している訳で、それに適した土地情報を持っている不動産業者に出会う必要があります。

不動産業者といっても賃貸アパート専門の業者もいればマンションが得意という業者もいます。中古住宅が得意という業者もいれば、工場用地をまとめるのが得意という業者もいます。

地元に何十社もある不動産業者の中から「住宅を新築するための土地」が得意な業者を探し出すことは一般の方には困難でしょう。

そこでネット情報を見れば、実際に土地物件を掲載しているので「〇〇町で住宅に適した土地情報を掲載している業者」が一目瞭然でわかります。いちいちご自分で店舗を回る必要がないのです。

３．価格妥当性
ネットの土地情報を長い間見ていると、売り出し価格を下げている物件に気づきます。これは売り出していても売れない物件について価格を改定したことを意味します。これをしっかり見ることで、売り出し価格の妥当性を知ることができます。

掲載されている価格はあくまで売り主の希望価格であって、相場とはかけ離れていることもあります。

以上、ネットの土地物件情報はまったく役に立たない訳ではありません。上手に利用されることをお勧めします。

次回は「不動産業者の訪問方法」です。