昨日、特に問題がないと思われるような人でも住宅ローンが通らないケースが増えていると書きました。
住宅ローンの事前審査を申し込んで融資否認となると、住宅が購入できないということよりも、ご自身が否定されたという精神的なショックの方が大きいので、そうならないように「先手を打つ」ことが必要です。
そのためにお勧めしているのが、個人信用情報を先に取り寄せることです。
住宅ローンの申込時に金融機関から「個人信用情報の取得に関する同意書」を求められます。これによって金融機関は申込者の個人信用情報を取り寄せて確認します。
同様の作業を申し込み前に申込者ご自身で行うことをお勧めします。個人信用情報の取り扱い機関は以下の3社ですので、情報開示請求をすれば一週間程度で回答を送ってくれます。(手続き方法は各社のホームペ-ジに掲載されています)
全国銀行協会個人信用情報センター(銀行系)
CIC(信販系)
JICC(消費者金融系)
取り寄せた情報に仮に問題があったとしたら、そのまま申し込めば「否認」となってしまいます。
内容によって何らかの対策を講じた上で申し込めば「承認」となる確率が増えます。
これを不動産会社や建築会社に任せておくと、ひとつ否認されたら次の金融機関に申し込む。そしてまた否認・・・こんなことを何度やっても時間と労力の無駄です。
まずお勧めするのは、
1.どのような人でも個人信用情報3社分を取り寄せること。
2.内容に問題があれば、何らかの対策を講じた後に申し込むこと。
特に身に覚えがない方も、以上は徹底していただきたいと思います。